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イングリッシュガーデンの手法(伝統的手法)



イングリッシュガーデンは自然な形式の庭園です。といっても、まったく手法が無いという意味ではなく、伝統的にとられてきた手法もあります。
ここでは、コテージガーデンとボーダーガーデンの2種類を説明しておきます。これらの手法がダイレクトに現在の日本のお庭やベランダに導入できるかは疑問ですが、伝統的な手法としてご紹介します。

コテージガーデン



コテージと呼ばれる田舎の農家の家を中心に自生する木々、草、花や野菜などを植え込んだ自然なスタイル。日本で言えば公園の東屋の周囲に自然に配置されている庭というイメージでしょうか。
現在の日本の住宅事情では、庭にコテージを建てるということは困難でしょうが、自然に家の周囲に草花を配置するイメージは参考になると思います。

ボーダーガーデン



ボーダーとは境界の意味です。城壁や塀にそって、花や草木でおおったり、飾りつけたりする手法がボーダーガーデンのスタイルです。長さのあるスタイルで本国では数百メートルに及ぶものもあります。
ボーダーガーデンにしろコテージガーデンにしろ、もともとイングリッシュガーデンが貴族の中で発展してきたところに着目しなければなりません。すなわち、広大な敷地・庭・経済力・庭づくりに必要な労働力の確保などがケタはずれなので、我々では到底そっくりそのまま取り入れることは困難です。
でも、ボーダーガーデンの手法をトレリスレンガなどをつかって、我々の庭やベランダの広さに応じて自然と参考にして取り入れているように思います。

  こういった手法もあったのかと参考にしながら、実際に庭園を見に行くと、より楽しめると思います。
  また、頭の片隅に置きながら、イングリッシュガーデンを作っていくことも楽しいでしょう。